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厚生労働省|看護職員の現状と推移

看護職員の需給見通しを立てるために、看護職員の就業と離職状況をまとめたものです。(ここで言う看護職員とは保健師、助産師、看護師、准看護師の総称)

 

○看護職員の就業状況
まずは看護職員就業者数の推移(厚生労働省医政局看護課調べ)についてです。
平成24年の看護職員全体は1,537,813人で、15年前の平成9年は1,065,306人、10年前の平成14年は1,233,496人でした。過去10年間(平成15年?平成24年)の看護職員の対前年度増減数の平均は約3.0万人と出ています。

 

次に看護職員の就業場所ですが、
1位病院(61%)
2位診療所(21%)
3位介護施設等(10%)
以下
市町村、訪問看護ステーション、学校等…と続きます。(全て2%以下)
資格別に見てみると、

 

・保健師
1位市町村(46.5%)
2位診療所(16.5%)
3位保健所(13.1%)

 

・助産師
1位病院(62.4%)
2位診療所(25.1%)
3位助産所(5.0%)

 

・看護師
1位病院(70.9%)
2位診療所(15.8%)
3位介護施設等(7.1%)

 

・准看護師
1位病院(42.5%)
2位診療所(35.5%)
3位介護施設等(19.6%)

 

就業場所別での看護職員数の推移は平成14年から平成24年の11年間で見ても、全体数は増加傾向にありますが、割合は大きな変化はありません。

 

看護師の年齢階級別就業場所の割合は、若い年齢層ほど病院で働く割合が高く、年齢が上がるとともに減少しています。
25歳未満では約98%が病院で働いていますが、65歳以上になると約40%まで減少しています。
逆に介護老人保健施設で働く割合は、年齢が上がるとともに増加しています。
准看護師の年齢階級別就業場所の割合は、全体的に若い年齢層の方が病院で働く割合が高いですが、看護師ほど減少することはありません。
もともと25歳未満でも約75%ほどしか病院に就業しておらず、65歳以上でも38%ほどの割合を占めていることも関係していると思われます。

 

平成14年と24年の看護職員の年齢階級別就業状況を比較してみると、平成14年に比べて中年層の就業数が大幅に伸びているのがわかります。
これは長く働き続ける人が増えている一方で、若年層の就業率は減少傾向にある問題点を示唆しています。
このことは看護師・准看護師に拘わらず言えることです。
しかし、高等学校卒業者に占める看護師・准看護師学校養成所入学者の割合は平成7年から3%前後を保っており、平成21年には3.3%、平成22年に3.5%、平成23年に3.5%、平成24年・25年は3.7%と増加傾向にあります。
と同時に国家試験の受験者数も増加しています。
ちなみに平成26年の合格者数は看護師53,495人、助産師2,015人、保健師14,970人でした。

 

都道府県別にみた人口10万対看護師・准看護師数は、都市部が少ない傾向にあります。ただ、都道府県別にみた病院勤務看護職員数は都市部は決して少なくなく、新卒就業者数は多いので、都市部の人口が多いためだとも考えられます。

 

平成25年の看護師等学校養成所入学状況をみてみると、最も多いのは高等学校を卒業してから養成期間3年の養成所や短大への入学者で46%、次いで高等学校を卒業してから4年生大学への入学者は29%、中学卒業後に准看護師養成所・高校へと進んでから養成期間2年の養成所・短大等への入学者が19%、中学卒業後に高校・高校専攻科5年一貫教育校への入学者が7%となっています。

 

○看護職員の離職状況
常勤看護職員と他産業の離職率を比べてみると、常勤看護職員の離職率は低く安定していることがわかります。
例えば平成24年の離職率は約11%で、女性一般労働者の約14%と比べても低い数値となっています。
また、新卒者で比較しても、看護職員の離職率は低く安定しています。
同じく平成24年の離職率を見てみると、新卒看護職員の離職率は約8%なのに比べて、新規大学卒の場合は約13%、新規短大卒の場合は約18%になっています。

 

看護職員として退職経験のある者の退職理由は、出産・育児のためが22.1%と最も多く、結婚のためは17.7%、他施設への興味が15.1%、その他が19.7%となっています。
現在就業していない看護師等が直近の就業先を離職した理由(複数回答)を見てみても、妊娠・出産がずば抜けて多く、次いで自分の健康状態や子育てが理由に挙がっています。
現在就業している看護師等が、現在の就業先で勤務を続けている理由(複数回答)は、1位勤務形態が希望通り、2位通勤の利便性が良い、3位雇用形態が希望通りである、4位同僚との関係が良い、5位時間外労働(残業)が少ない(又はない)、となっています。
ナースセンター及びハローワークにおける職業紹介状況では、平成25年度の有効求人数が合計1,386,980人と多く、紹介成功率も高めです。しかし、就職率はナースセンターで24%、ハローワークで41.5%と、まだまだ足りていない状況であることは間違いありません。

 

看護職員の現状と推移
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000072895.pdf