看護師が精神科に転職するメリット・デメリット

看護師が精神科へ転職するメリットやデメリットは、精神科の特徴を把握しておくと分かりやすくなります。精神科は内科や外科に比べて特殊なイメージが強く、今まで関わりの少なかった人から見ると敬遠されがちな科でもあります。

 

しかし近年、精神疾患を抱える患者数も増加傾向にあり、潜在患者数や予備軍の人も含めると相当数が疾患を抱えているとも言われています。これは決して望ましい状況ではありませんが、精神疾患が現代人にとって身近なものになってきている今、精神疾患の治療に精通した看護師の存在の重要性は増してきていると言えます。

 

では、閉鎖的で暗いイメージを持たれがちな精神科の実情はどんなものなのでしょうか。

 

精神科は基本的に「開放病棟」「閉鎖病棟」と分けられており、その病院によっては男女で病棟を分けているところもあります。

 

また、急性期なのか回復期なのかといった患者の状態で病棟を分けるところもあり、認知症病棟などもあります。一口に精神科と言っても、どの病棟に配属されるかで雰囲気や仕事内容も大きく変わってきます。

 

男性看護師や年配の看護師が多い

精神科の主な特徴としては、他に比べると男性看護師や年配の看護師が多く見受けられる点です。一般病棟で経験を積んだ看護師が、その過程の中で精神看護の重要性に気付いて転職するケースが多いようですが、新卒時から精神科に興味を持って就職を希望する新卒看護師もいます。幅広い年齢の、さまざまな経験を持った看護師が共に働いているのも印象的です。

 

他の科より比較的残業が少ないところが多く、家庭や子供を持っていて家事をしなければならない人に人気の職場でもあります。

 

また、精神科の患者さんは身体的な疾患でなく精神的な疾患を患っており、一般病棟で必要とされる点滴などの処置は少なく、食事の介護や清潔ケアなど日常生活の援助が主な仕事になります。

 

そして、一般病棟より入院期間が長いのも特徴のひとつです。厚生労働省による平成25年の調査によると、一般病床の平均在院日数は18.5日なのに対し、精神病床は311.2日だそうです。精神科には数年にわたって入院している患者さんも多いです。

 

看護師が精神科に転職するメリット

そんな精神科への転職のメリットは、残業が少ない・職場環境が安定している・コミュニケーションスキルの向上が望める、といったところが挙げられます。精神科は急性期の患者さんへの処置や救急患者でもない限り、他より圧倒的に残業が少なく、比較的落ち着いた雰囲気の中で患者さんと向き合うことができます。

 

慢性期の病棟ならば症状の安定した患者さんばかりなので、定時に帰れるということも少なくありません。そして先に挙げたように男性看護師が多く、女性同士ならではの人間関係の悪化による転職が起こりにくいです。

 

実は看護師の転職はこの「看護師間の人間関係」が原因で起こることが最も多いといいます。自分の感情を上手くコントロールできずに暴れてしまう、勝手な行動に出てしまう患者さんもいる精神科は他より男性看護師が多く、そういった点では安心した職場の人間関係を築くことができると言えるでしょう。

 

また、患者さんとのコミュニケーションが看護の基礎となるので、精神疾患を抱えた患者さんとの根気強いコミュニケーションの中で自分のスキルを飛躍的に高める事ができます。コミュニケーションスキルは一般病棟でももちろん必要不可欠ですので、その後他の診療科に転職した際でも大きな武器となります。

看護師が精神科に転職するデメリット

一方、精神科への転職のデメリットは、精神的な疲弊が大きい・一般的な看護スキルは身に付きづらい・暴力や暴言に遭う可能性がある、といった辺りになります。精神疾患を抱える患者さんと付き合っていくのはとても根気のいることですので、患者さんの回復状況にあまり変化が見られないと看護師の方も精神的に疲れてしまうケースがあります。

 

そして精神治療や行動療法、薬物投与が主となるので、一般病棟で行われている医療スキルを身につける機会は少ないと考えた方が良いです。

 

さらに、長い期間向き合っていく必要があるために、患者さんの暴言や虚言、暴力なども考えられるので、それに耐えて患者さんに付き合っていくことが重要になります。

 

精神科は相対的に、患者さんとコミュニケーションしながら快方へ向かっていきたい、じっくり向き合って働きたいといった人に向いていると思われます。

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